2020.12.04
帝王切開の費用は保険の対象になる?
出産が正常分娩だった場合には健康保険や民間の医療保険が適用されないということは知っている方も多いと思います。
では帝王切開の場合はどうなるのでしょうか。
結論からいうと帝王切開での出産には健康保険や民間の医療保険が適用されますが、出産にかかる費用に丸々適用されるわけではありません。
正常分娩や帝王切開にかかる費用、支給や保障で受け取れるお金などについて見ていきましょう。
出産費用
帝王切開にかかる費用は正常分娩にかかる費用に上乗せされて多くの費用がかかると考えるとイメージしやすいでしょう。
まず正常分娩にかかる費用ですが平均で入院費が約11万円、分娩費が約25万円でその他費用を合わせると約40~80万円の費用がかかります。
次に帝王切開にかかる費用ですが分娩費は正常分娩の費用プラス約22万円、その他費用も正常分娩と比べて約10~20万円多くかかってきます。
正常分娩、帝王切開に関わらず出産時に受け取れるお金として出産育児一時金が赤ちゃん一人当たり42万円支給されます。
正常分娩なら出産にかかった費用の多くを出産育児一時金で賄えそうですね。
さらにお母さんが会社に勤めている場合は出産手当金や傷病手当金がもらえます。
出産手当金とは産休中(産前42日〜産後56日)の給与が発生しない期間にもらえる手当金のことで、日給の2/3相当が受け取れます。
傷病手当金はつわりや妊娠合併症の治療で会社を4日以上休んだ場合、最大1年半後まで給与が発生しない期間に日給の2/3相当が受け取れる手当金です。
帝王切開には保険が適用される
帝王切開にかかる費用には保険が適応されますが、帝王切開で保険適応になるのは帝王切開に関する手術や処置、検査、薬にかかる費用のみです。
例えば帝王切開の分娩費は「正常分娩の費用プラス約22万円」と言いましたが、保険が適用されるので実際払うのは約65,000円ほどです。
また、高額療養費制度の対象となるため、健康保険適応の医療費が一ヶ月で定められた額を超えた場合、超えた分の金額が支給されることになります。
一方健康保険が適用されない例として「差額ベッド代」があります。
自然分娩での入院が出産後4~5日であるのに対し、帝王切開の場合は平均6~15日です。
1日当たりの差額ベット代は平均で約5800円ですから、帝王切開で15日間入院したとすると、合計87000円自己負担で払うことになります。
そんなときに民間の医療保険に加入していれば帝王切開などの異常分娩に関する入院・手術の給付金が受け取れます(正常分娩の場合は対象外です)。
近年帝王切開の割合は増えており、5人に1人が帝王切開での出産をしていますので出産に備えて医療保険に入っておけば安心でしょう。
しかし、妊娠が発覚した後にいざ医療保険に入ろうと思っても27週目までしか加入できなかったり、特定部位不担保によって加入時の妊娠に関しては保障されないことも多いのです。
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