2021.07.02

妊娠超初期症状にはどんなものがある?

妊娠をすると、これまでになかった変化が心と体に現れますので、特に妊娠が初めての方の場合では、本当に毎日が驚きの連続となるでしょう。また、はっきりと妊娠を自覚できるのは妊娠初期からですが、その前段階の妊娠超初期でも、微妙な変化が心と体に現れることがあるのです。こちらの記事では、妊娠超初期に現れやすい症状について解説しています。

妊娠超初期っていつからいつまでのこと?

妊娠超初期とは、着床したその瞬間を0週とし、そこから3週までの期間をいいますが、この期間は産科婦人科学会が定めたものではなく、特に定義もありません。

そして、この時期には「妊娠した」と自覚することはまずありませんが、よく注意していると、いつもとは違う体調の変化に気付くことがあるのです。

ひょっとして妊娠?妊娠超初期の症状

それでは、妊娠超初期に現れやすい症状について見ていきましょう。

いつものおりものとは少し違う

おりものは、子宮頚部や膣内から排出される分泌液で、女性なら誰でも一度は経験したことがあるでしょう。

特に排卵期には量や色に変化が見られることがありますが、実は妊娠超初期でも、量が増える、水っぽくなる、色が白っぽく変化するなどの症状が現れることがあるのです。

少量の出血が見られた

生理の予定日はまだ遠く、それにも関わらず少量の出血が見られて、なおかつ3日以内に止まったのなら、妊娠超初期である可能性が考えられます。

この出血は着床出血といい、受精卵が着床したタイミングで子宮内膜が傷つくことで起こります。

ただし、妊娠した方すべてに起こるものではなく、見られるのは妊娠した方のうち約25%程度に留まるといわれています。

なお、出血が止まったあとにはおりものがやや茶色っぽく変化しますので、いつものおりものとは見分けがつきやすいでしょう。

腹痛、腰痛、頭痛が起こる

妊娠超初期の腹痛は、主として着床出血と同時に起こりやすいといわれています。

痛みの種類については個人差がありますが、チクチクとした痛みや生理時に似た痛みなどを感じる方が多いようです。

また、妊娠すると女性ホルモンのバランスが崩れやすくなって腰が張ったり、腰痛や頭痛などが起こったりすることもあります。

急に便秘や下痢が起こりやすくなった

ホルモンバランスが崩れると腸内環境にも悪影響が及び、これまでに便秘や下痢をすることが少なかった方でも、急な便秘や下痢が起こりやすくなります。

眠い、体全体がだるい

生理前になると、寝不足ではないのに日中にやたらと眠い、体全体がだるいという症状が現れることがないでしょうか。

これは生理によるホルモンバランスの乱れで起こりますが、実は妊娠超初期でもこれらと同様の症状が現れることがあるのです。

また、これらの症状と同時に情緒不安定やイライラなどが起こることもあり、これもまた、ホルモンバランスの乱れが原因です。

平熱がいつもより高い

妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増えますが、これは子宮内膜を厚くして、赤ちゃんが快適に過ごせる環境作りを目的として起こります。

こうしてプロゲステロンの分泌量が増えると、基礎体温が0.3~0.5℃程度上昇しますが、それに伴い、平熱も普段より上昇することがあります。 また、体温が高くなると外気温との差を感じやすくなり、寒気を感じる方もいます。

食欲減退や吐き気が起こる

妊娠初期では吐き気が起こりやすく、食べ物を見るだけで気持ちが悪くなる、ご飯を炊くときの湯気だけでも気持ちが悪くなるなどを訴える方が増えてきます。

しかし、妊娠初期よりも程度は軽いものの、妊娠超初期でも同様の症状が現れることがあるのです。

反対に、食欲が急増することも少なくなく、このように食欲が定まらない状態も妊娠超初期や妊娠初期で起こりやすいといわれています。

このように、妊娠に気が付きにくい妊娠超初期でも、実はあらゆる症状が現れていることがあるのです。

ただし、妊娠したからといって必ずこのような症状が現れるとは限らず、妊娠初期から中期にかけてやっとそれらしい症状が現れるという方もいます。

妊娠超初期でやるべきこと、注意すべきこと

ご紹介してきた妊娠超初期の症状は、まったく現れない方もいます。

それだけに無防備に過ごしてしまいがちですが、妊娠超初期が訪れていた場合では、生活の中でいくつも注意しなければならないことがあるのです。

妊娠0~3週というと、まだ赤ちゃんの形はほとんど確認できず、妊娠検査薬などで検査をしても正確な結果を得ることができません。

もちろん、産婦人科の超音波でも赤ちゃんの影が映る可能性が低いため、残念ながら妊娠超初期を確認する方法はないということになります。

とはいえ、既に妊娠している場合では、赤ちゃんだけでなく、ご自身を守るための対策を開始しておく必要があるのです。

妊娠超初期でやるべきこと、注意すべきこと

妊娠超初期の可能性がある場合には、できる限り以下の点に注意を払った生活を送りましょう。

アルコール摂取は控えて!

妊娠中にアルコールを過剰に摂取すると、アルコール成分によって赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群」を引き起こす確率が高くなるといわれています。

この病気は先天性疾患のひとつで神経発達症に分類されていますので、妊娠超初期の可能性がある場合には、今日からでもアルコールの摂取を控え、妊娠初期に備えましょう。

また、アルコールの摂取は転倒の原因にもなりますので、そうならないためには、妊娠期間中だけでもアルコールの摂取を控えることが大切です。

喫煙はママと赤ちゃんに悪影響が及びやすい

タバコを1本吸うと体内に過酸化水素が取り込まれ、活性化酸素の体内量を増やす原因になり、肌老化のスピードを速めます。

また、タバコには血管収縮作用があるため、喫煙本数が多いほど血液の体内循環スピードが遅れ、赤ちゃんへの栄養供給スピードも遅れます。

そのため、早産や流産、低体重児のリスクが高まるといわれているのです。

現在では、ニコチンやタールを含まない電子タバコ類似品も販売されていますので、喫煙者の方はなるべくそのようなタバコの類似品に切り替え、大切な赤ちゃんをあらゆるリスクから守りましょう。

カフェイン飲料は低体重児の原因に!?

カフェインは胎盤に悪影響を及ぼす可能性がある成分で、過剰摂取が低体重児のリスクを高めるといわれています。

つまり、コーヒーや緑茶を飲む習慣がある方でも、妊娠期間中はカフェインレス飲料に切り替えることが大切だということです。

最近では、カフェインレスコーヒーも販売されていますので、そのような飲料を上手に活用するというのもひとつの方法でしょう。

激しい運動は禁止

妊娠初期までは赤ちゃんの状態が安定せず、流産のリスクが常につきまといます。

そして、このような時期に激しいスポーツをするとそのリスクはさらに高まりますので、妊娠中期の安定期までは、できるだけ運動を控えるように注意しましょう。

安定期に入れば、マイペースのでのウォーキングやマタニティヨガなどの運動を行えるようになりますよ。

内服薬には十分な注意を!

内服薬にはあらゆる種類があり、その中には赤ちゃんに悪影響を及ぼす種類もあります。

妊娠超初期には、平熱が高くなる、体がだるくなるといった風邪の初期症状のような症状が現れることがあります。

しかし、妊娠している可能性が少しでもあるなら、自己判断で市販薬などを服用するのではなく、まずは産婦人科に相談してください。

なお、ウイルス感染予防目的の予防接種は、週数に捉われず接種できますが、その際には妊娠の可能性を医師に告げて、医師の判断を仰ぎましょう。

栄養バランスが整った食事を摂ろ

妊娠初期に突入すると、ほとんどの方が「つわり」と呼ばれる激しい吐き気や嘔吐を経験することになります。

この時期になると、思っていた以上に食べられない、あるいは食べ物の好き嫌いがはっきりしてくるといった現象が起こりやすくなります。

しかし、妊娠超初期では、まだそこまではっきりとした症状が現れにくく、多くの栄養素を摂れるチャンスの時期なのです。

妊娠超初期では、赤ちゃんが目を見張るスピードで成長することはありませんが、この時期にしっかりと栄養を摂ることが、妊娠初期以降の赤ちゃんの成長に役立ちます。

もともと好き嫌いがある方も、妊娠超初期からなるべく多くの栄養素を摂ることを心がけて、赤ちゃんの成長の手助けをしてあげてくださいね。

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